最初の30秒で決まる
求職者からすると、知らない番号からの着信です。最初の30秒で「誰が」「なぜ」「何のために」が伝わらなければ切られます。書類が手元にある場合、この3つは事実で埋められます。
「履歴書作成サービスで、当社への情報提供にご同意いただいた方にご連絡しています」と伝えると、本人の記憶と接続できます。同意を取った画面に社名が出ている送客元であれば、ここでほぼ警戒が解けます。
4ステップの型
当社が推奨している構成です。1本目は「面談を取る」ことではなく「話を聞いてよい相手だと認識してもらう」ことが目的です。
- ① 名乗り:社名・担当者名・有料職業紹介の事業者であること(15秒)
- ② 同意の想起:どのサービスで、いつ同意いただいたか(15秒)
- ③ 経歴の具体化:書類に書かれた事実を1つだけ引用して確認する(60秒)
- ④ 日程提示:2つの候補日時を出す。「いつがいいですか」と聞かない(30秒)
書類があるから使えるトーク
③が、書類が届く送客サービスの最大の利点です。書類そのものの読み方は職務経歴書から転職動機を読むにまとめています。経歴を聞き出すのではなく、書いてあることを確認する形にすると、求職者の負担が下がり、こちらの本気度も伝わります。
| 書類の項目 | 使い方 | 言い方の例 |
|---|---|---|
| 職歴の会社名・期間 | 在職中か離職中かの確認に使う | 「◯◯でのお仕事は現在も続けられていますか」 |
| 保有資格と取得年月 | 直近の資格は転職準備の合図 | 「今年◯◯を取られていますが、資格を活かせる仕事をお探しですか」 |
| 職務要約の本文 | 本人が何を強みと考えているかが分かる | 「◯◯のご経験を中心に書かれていましたが、次も同じ領域をお考えですか」 |
| 希望職種 | 入口で本人が選んでいるので確度が高い | 「◯◯でお探しとのことでしたが、条件の優先順位を伺えますか」 |
避けるべき言い方
書類が手元にあることは、使い方を誤ると不信感になります。「あなたの経歴を見ました」と切り出すと、監視されている印象になります。あくまで本人が提供に同意した情報である、という前提を崩さない言い方にしてください。
- 「履歴書を拝見しました」→ 唐突に感じられる。同意の想起を先に置く
- 個人情報の細部(住所や生年月日)を確認のために読み上げない
- 同意していない情報(他社への応募状況など)を知っている前提で話さない
- 1本目で年収交渉や求人紹介まで進めない。面談の約束までで止める
不通だったときの設計
1本目で通電するのは半数程度です。重要なのは、不通のときに何をするかを決めておくことです。当日中に時間帯を変えて2〜3回、あわせてSMSかメールで「どこの誰が、なぜ連絡したか」を残します。
テキストを1通入れておくと、折り返しが来る確率が上がります。テキストにも社名と、同意いただいたサービス名を必ず入れてください。場面別の文面と送る時間帯は送客リードへのSMS・LINE連絡にまとめています。
よくあるご質問
1本目で面談まで決めるべきですか?
決まるなら決めて構いませんが、無理に押すと通電した1回を失います。日程候補を2つ出して、決まらなければ「あらためてご連絡します」で終える設計のほうが、最終的な面談実施率は高くなります。
何回まで架電してよいですか?
法令上の上限はありませんが、実務的には2日間で3〜4回が上限です。それ以上は通電率がほとんど上がらず、クレームのリスクだけが増えます。あとはメールとSMSに切り替えてください。

