テキストの役割は売り込みではなく「同意の記憶を戻す」こと
当社の送客元であるソクレキ(履歴書・職務経歴書の作成サービス)では、書類を作り終えた求職者に紹介画面を出します。この画面は一覧同意ではなく1画面1社で、提供先の社名とロゴ、「規約に同意して無料相談を希望する」というチェック文言、そして「ご同意いただいた方には、追ってご連絡いたします」という予告が同じ画面に出ます。本人は、その社名から連絡が来ることを知ったうえで同意しています。
逆に言えば、求職者が覚えているのは「社名」と「書類を作ったサイト」の2つだけです。1通目のテキストがこの2つに触れていなければ、本人の記憶とつながらず、見知らぬ番号からの営業と同じ扱いになります。文面で工夫すべきは言い回しではなく、この2つを最初の1行に置くことです。
- 同意の直前に本人が見ているもの:提供先の社名とロゴ、同意チェックの文言、「追ってご連絡いたします」の予告
- 同意と同時に起きること:作成した書類(履歴書または職務経歴書)のダウンロード
- 本人が覚えていないもの:送客サービスの名前、いつ・何社に同意したか、受信条件
- 1通目に必ず入れる2つ:自社の社名と、書類を作成したサービス名
1通目のSMS文面テンプレ(場面別)
SMSは全角70文字を超えると分割され、料金も表示も変わります。1通目は70文字前後に収め、質問を1つだけ入れる形が扱いやすくなります。以下は当社が受領側にお渡ししている文面のたたき台です。社名と担当者名を自社のものに差し替えて使ってください。
リンクは1通目に入れないことを勧めています。知らない番号から届いた短縮URLは、それだけで警戒されます。日程調整ページを送るのは、通電後か、2通目以降にしてください。
| 場面 | 文面のたたき台(全角70字めやす) | 狙い |
|---|---|---|
| 架電が不通だった直後 | 【◯◯(社名)】ソクレキで書類を作成された際にご同意いただいた◯◯です。求人のご案内でお電話しました。ご都合のよい時間帯だけご返信ください。 | 誰が・なぜ・何をしてほしいかを1文ずつに分ける |
| 夜間や休日に届いた分の翌朝 | 【◯◯(社名)】ソクレキ経由でご相談を希望いただきありがとうございます。担当の◯◯です。本日◯時〜◯時の間にお電話します。難しければご返信ください。 | 先に着信を予告し、知らない番号を既知にする |
| 数日空いた2通目 | 【◯◯(社名)】先日ご連絡した◯◯です。◯◯(希望職種)のお仕事で新しいご紹介先が出ています。ご不要な場合は「停止」とご返信ください。 | 再送の理由を作り、停止の導線も同時に出す |
差し込んでよい項目は、本人が自分で書いたものだけ
送客データには、当社が付ける管理項目(送客ID・受信日時・受信条件)と、本人が書類に記入した内容(希望職種・学歴・職歴・免許資格・志望動機・職務要約など)が並びます。テキストに差し込んでよいのは後者、それも本人が「自分で書いた」と自覚している項目だけです。
氏名と希望職種までは自然に読めますが、生年月日や住所を確認のために書くと、監視されている印象に一気に振れます。この線引きは架電でも同じで、書類の使い方は履歴書が手元にある状態の架電スクリプトにまとめています。
| 送客データの項目 | 1通目で触れる | 理由 |
|---|---|---|
| お名前 | ◯ | 宛名に使う。ふりがなは使わない |
| 希望職種 | ◯ | 本人が入口で自分で選んだ項目。再送の理由にしやすい |
| 作成した書類(履歴書/職務経歴書) | ◯ | 「書類を作成された際に」の一言で記憶と接続できる |
| 受信日時 | △ | 「先日」「本日」程度に丸める。日時を書くと督促に見える |
| 生年月日・住所・郵便番号 | × | 確認の必要がなく、不信感だけが残る |
| 職歴・職務要約の中身 | × | テキストで触れる情報量ではない。面談で使う |
架電とテキストの順番、時間帯、本数
送客リードは、同意した直後がもっとも通電しやすい状態です。まず電話、つながらなければテキスト、という順番は変えないでください。テキストを先に送ると、返信を待つ時間が生まれ、その間に熱が下がります。
当社が発行する送客先ごとのスプレッドシートには、初回通電から5回目通電までの欄と、ステータス(未対応・追客中・通電済ほか)の欄を用意しています。欄が5回ぶんあるのは、5回かけてくださいという意味ではなく、どこで止めたかを残すためです。実務では2日で架電3〜4回、テキスト2通を上限にして、あとは追客停止に落とすほうが、担当者の時間あたりの面談数は増えます。
- 受信直後:架電1本目。不通ならその場でSMS1通目
- 同日中:時間帯を変えて架電2本目(昼休みと18時以降は通電しやすい)
- 翌日:架電3本目。不通ならSMS2通目に「新しい紹介先」の理由を添える
- 3〜4日後:メールに切り替える。テキストの本数はここで打ち止め
- 時間帯:夜21時以降と早朝は送らない。翌朝に予約送信する
- 停止の意思表示(「不要」「停止」)があれば、その時点で架電もテキストも止める
LINEに寄せる場合と、「不通」が非課金にならないこと
LINEの友だち追加は本人の任意の行為なので、こちらからは案内しかできません。SMSやメールで友だち追加のリンクを送ること自体は可能ですが、同意の範囲は「転職サポートを希望する」であって、他のサービスの案内ではありません。友だち登録後に別事業の配信リストへ入れる運用は、利用目的の範囲を超えます(申告した利用目的の範囲と流用のNGライン)。
もうひとつ、運用設計の前提として押さえておきたいのが課金です。当社の非課金は次の4つに限っており、「何度連絡しても出ない」は含まれません。不通は受領側の運用で取り返す領域、という整理です。申請は発生した月の翌月2営業日13時までで、それを過ぎると課金が確定します。
| 当社で非課金になる理由 | 判断のしかた |
|---|---|
| 1ヶ月以内の重複送客 | 同一人物が1ヶ月以内に同じ送客先へ再度届いた場合 |
| 電話番号・メールアドレスがともに存在しない | 両方が不達のとき。片方でも到達すれば対象外 |
| 日本国籍でない | 受信条件の前提に合わないため |
| 障がい者手帳をお持ち | 同上 |
よくあるご質問
SMSに自社名ではなく、送客元のサービス名を出したほうが反応はよいですか?
両方入れてください。求職者が同意した画面には提供先である自社の社名が出ており、そこで記憶されているのは自社名です。一方で「どこで情報を出したか」を思い出す手がかりは書類作成サービス側の名前になります。「【自社名】◯◯で書類を作成された際にご同意いただいた」という形で、1行に両方を入れるのがもっとも取り違えが少ない書き方です。
SMSは何通まで送ってよいですか?
法令上の本数制限はありませんが、実務的には2通が上限です。3通目以降は返信率がほとんど上がらず、停止依頼とクレームだけが増えます。広告宣伝が目的の送信には特定電子メール法のオプトイン原則と送信者表示の考え方が及び、SMSも対象になり得ます。面談日程の連絡と、求人の宣伝を兼ねた配信は、分けて設計してください。
連絡が取れないまま終わったリードは非課金になりますか?
なりません。当社の非課金は上表の4つに限っており、不通は含まれません。ただし電話番号とメールアドレスが「ともに」到達しない場合は非課金の対象です。申請は発生した月の翌月2営業日13時までに管理画面から行ってください。それ以降は請求が確定します。

